アルバラシン株式会社
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K様、5年ぶりの旅・「初めの第一歩in 浅草」


5年前に頚椎症を発症したK様より旅程提案の依頼がありました。

頚椎症は首の後ろを通る頸椎が圧迫されることで頚髄という神経伝導が障害され、上下肢の知覚異常や筋力低下が進行していく病気です。

K様の場合、数年前に整形外科の先生に手術をしてもらいましたがそれでも完治せずに、徐々に下肢筋力が低下し今は自力で立位を取ることが出来ません。また、手の握力が効かないので食事や身支度などを行うのも助けが必要です。

病気は進行性で、今後よくなる見込みはほとんどないといわれたことから、徐々に抑うつ的な表情が目立つようになっていました。1年前にご自宅の近場で孫の結婚式があったそうですが、その際に肩身の狭い思いをされたようで、もう遠出も旅行はあきらめておいででした。

 

そんな中、今現状で何ができて何ができないのかを知ろうという目的で車いすをご主人に押してもらい、浅草で一泊することを提案しました。浅草の見どころは比較的集約されており、道もある程度広く、車も少ないので散歩にはもってこいです。

旅のコンセプトは「初めの第一歩」です。

 

感想:「正直、気を使って疲れたよ。でも意外といけるんだなって思った。もう前みたいに歩くことはできないけどどこかに出かけることはできるんだな。孫が「ばば今度ディズニーランドに行こうよ」というから今度行くことにしたよ。」

船橋に住む4歳のお孫さんは、「ばあばの手は僕が治すんだ」。

ほかの人が車いすを押そうとすると「僕がやる」といってきかないそうです。

 

そんな話を聞いて私は何ともうれしくなりました !(^^)!

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