アルバラシン株式会社
病気や障害があっても旅行を楽しめる世の中へ
080-3465-496110:00-18:00(月-金)

お客様対応、診察中につき電話に出られないことがあります。
お急ぎの方はメッセージを残していただけますと後でかけなおします。

F様 とびきりの新米と紅葉、芸術まで秋満喫!中越の旅


84歳のF様の課題は糖尿病、腎不全と骨折既往歴です。

腎臓は100点中13点くらいと高度に低下しています。一般的に、10点以下になると透析の準備を始めますので、かなり腎不全が進んでいるということがおわかりになるでしょう。腎臓が悪い人は、水分摂取量や食事の中の塩分やカリウム、蛋白の摂取量に注意する必要があります。
また、感染症などに罹患すると急激に悪化することがあります。

糖尿病に対しては毎朝インスリンを打ち血糖測定を行っています。
旅行中のインスリン打ち忘れ、低血糖は心配です。

腎臓病・糖尿病いずれも食事に注意が必要です。
「旅行中ぐらい気にしないで楽しんでもいいではないか」という声もあがりますが
旅行にいったために残された病状が悪くなることは100%避けなければなりません。

さらに片側の大腿骨骨折既往歴がある方は反対側も骨折しやすい。
実際に旅行に行く2週間前にお風呂で転倒されたことから細心の注意を払う必要がありました。
大腿骨骨折をおこし早期に手術を行ってもリハビリを行いもとの日常生活に戻るには半年近くかかります。

本当に、このような方が旅行に行けるのでしょうか??

はい、いけます!!

食事・インスリン・転倒予防に細心の注意を払うようなプランをご用意しました。

旅行から帰宅して3日目に採血検査を行いました。
どきどきの検査結果~
・・・・・

全く問題なし。普段めったなことで笑わないF様がニコニコでした。

「旅行に行けるなんて夢にも思わなかったよ。十日町で見た縄文土器は本当に大したものだったなぁ。魚沼のコメは本当に美味しかった」

一緒に行った奥様
「昔は主人とよく鎌倉や箱根の山を歩いたの。赤く紅葉して美しいブナ林で500mくらい主人と歩いてほんとに楽しかった。介助してくれた十日町タクシーの運転手さんにも本当に良くしてもらったわ」とお話しされておられました。

ページのトップへ戻る