海外での宿泊キャンセルにおける診断書の依頼
- 2018年02月12日
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子宮がんⅣ期で昨年末に余命宣告されたSさんより相談がありました。
年明けにセカンドオピニョンを求めに受診された病院で、手術が可能だろうと診断されたとのことです。
非常に喜ばしいことで私自身もうれしく感じました。ただ、実はSさんは今月初旬からにタイ、マレーシアを2週間ほど周遊する旅行を計画されていました。しかし、手術を目的とする諸々の術前検査や診察予定が入ったことで旅行はキャンセルにせざるを得ません。
Sさんは旅行会社を通して、それぞれのホテルにキャンセル依頼をかけたのですが、宿泊予定日が迫っていただけにキャンセル料金は全額かかると説明されたようです。そこで、今回このような理由でキャンセルを希望しているが、手術が終わった暁にはあらためて貴施設を利用するつもりであると説明したところ、今回は、医師の英語診断書を提出してくれればキャンセル料に対しては忖度するという旨の返答があったそうです。
早速、Sさんは現在かかっている病院で相談しました。しかし、診断書記載には時間がかかるため無理との返答。
2/8にタイムリミットが迫る中、当社に相談がありました。
当社は医療機関ではないので診断書そのものを発行することはできません。
しかし、私はこれまでの病歴と最新の画像検査・採血検査の結果を拝見し、私が勤務し、提携する医療機関にてSさんを診察後、診断書を記載しました。
宿泊施設にはそれぞれのcancellation policyがありますが、こうした交渉を行う価値はあります。英語でのやり取りになれていない日本人は海外でのこうしたケースに泣き寝入りしてしまうことが多いのですが私の経験上もレベルの高いホテルであればあるほどしっかりと対応してくれる印象があります。
アルバラシン株式会社では、ご旅行に派生する医療的な問題への相談を受けつけています。
迷ったらまずはご相談ください。